コラーゲンとは、たんぱく質の一種で 細胞と細胞をつなぐ、
繊維状のタンパク質です。
私たちの体内のたんぱく質のうち約３分の１がコラーゲンで
皮膚や腱、軟骨、血管や歯茎など 体のいたるところに存在しています。
そして、肌を若々しく保ったり 健康な体を維持するという
大切な役割を 担っているのです。
私たちの体内のコラーゲンは 加齢とともに減少することから
皮膚の老化が始まります。 特に ３０才をすぎるころからは
コラーゲンの量も質も 落ちていきますので
意識的に 食事などから 摂取したいものです。
コラーゲンは ビタミンＣや鉄と 一緒に摂ると
体内での合成を促すとされています。
食事からはなかなか摂りにくい場合は サプリメントを利用するのも
ひとつの手といえるでしょう。
コラーゲンにもさまざまな種類があり、消化・吸収には個人差があります。
◇動物性コラーゲン 牛・豚・鶏などから抽出。
◇フィッシュコラーゲン 海産物コラーゲンの総称。
◇マリンコラーゲン 魚の骨や皮から抽出。
◇スカルコラーゲン 魚のウロコなど硬質なものが原料。
美容外科では 皮下コラーゲンを注入することによって、シワの溝を埋め、
目立たなくすることができます。 従来からのコラーゲン注入剤は
牛の組織を製品化したものですが、
最近では、人の細胞を培養したコラーゲンも開発されています。